2024年3月4日月曜日

暑すぎる

・「この星はイワナにとって暑すぎる 募る危機感『いつか食べられなくなる日も…』」(『中日新聞 CHUNICHI Web』) ださうです。「渓流釣りの人気魚で、食用としても好まれるイワナが、気候変動による水温上昇で危機にひんしている。特に卵は敏感で、川の源流近くの冷えた水を活用する岐阜県飛騨地域の生産拠点でも、ふ化までの生存率が低下。」してゐるさうですが、この状況を地元の方は「絶望的な状況」と言つてゐるとか。イワナはきれいな川の上流に住みます。冷たいところで育ちます。ところがさういふ環境がなくなりつつあります。水産研究所下呂支所の「井戸水の温度は30年ほど前から上昇が目立ち、2010年ごろから生存率が悪化。出荷する発眼期までに5割が駄目になることもあった。」さうですが、現在は井戸水を使つて冷やしてゐます。「それでも水温上昇に歯止めはかからず、昨年の11月は19度近くに達する日も。」あつたさうです。これももちろん温暖化のせゐです。とどまることを知らぬのみならず、場所も選ばぬ温暖化、かくして見出しの如く「この星は暑すぎる」となります。「イワナにとって」は不要のやうな気がします。ダムも問題のやうです。結局、人間が悪い。自らの首を締めてゐることになります。かういふ状況は変はることがあるのでせうか。あるとすればそれはいつか。本当に問題です。