2024年3月30日土曜日

悪習

・「愛教大出身がうらやましい…教員同士の悪習は常態化していく 名古屋市教委、名簿とカネ」(『中日新聞 CHUNICHI Web』)ださうです。「名古屋市教委が長年、教員団体から金品と推薦名簿を受け取っていた問題で、調査検証チームが29日にまとめた中間報告では、教員出身の教職員課職員が受領していた点に触れ『教員同士の仲間意識が強すぎるあまり、癒着と映らないかという視点が欠落していた』と断じた。」とか。この「仲間意識」の典型が、「市教委事務局の教員出身の管理職や市内全16区の校長会長、教科の研究会長は、愛知教育大出身者ばかりで『愛教大出身者が中心の推薦名簿になる。それを他大学出身者がうらやましく思っちゃった』と言う。」ところです。実際、愛教大出身者は群を抜いて多いのでせう。だから愛教大出身の管理職が多くなるのはあり得ることです。ところが、実際はそれより遙かに多かつた、のだと思ひます。それがこの愛教大といふ下に集まつた人々にのみ恩恵をもたらした。「推薦名簿」に載るか載らないか、これが大きいのでせ う。そこには「教員の世界には、払わないといけないような同調圧力、払わないと排除される雰囲気があるのかもしれない。縦と横の関係でがっちり固められているように感じる」といふ市教委OBの言があります。さうなのでせう。だとすれば県教委にこれが本当になかつたのかどうか。愛教大の如き強大な大学がないといふことが幸ひしたのでせうか。強大でなくとも学閥はあるやうです。このあたりも調べて膿を出し切つてほしいとは思ふものの、何年かすればまた同じことをくり返すのでせう。人間とはさういふものですね、きつと。