2024年4月16日火曜日

4度目

・「四度目の正直なるか 『飛鳥・藤原』の世界遺産、文化庁に推薦書素案提出」(『産経 web』)ださうです。「令和8年の世界文化遺産登録を目指して、推薦書素案が文化庁に提出された奈良県の『飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群』(橿原市、桜井市、明日香村)。平成19年に暫定リスト入りし、素案の提出は令和2年以来、今回で4回目となった。」といふことですが、これは実に意外に感じます。私の感覚では、飛鳥や藤原ならば当然世界遺産だといふことなのですが、実はまだなつていなかつた。それには、「他の遺産群と競合するなどして国内推薦に選ばれなかった。」といふ事情があつたやうです。それがどの遺跡なのか知りませんが、これは調べればすぐ分かるでせう。しかし、かういふ遺跡も他との競争に負けることがあるのですね。古いとか貴重といふだけでは指定されないといふことでせう。「4度目となる今回は、海外の世界遺産関連の専門家を現地に招いてさまざまなアドバイスを受け、素案の内容も分かりやすく世界の理解を得られるよう充実させた」さうです。具体的にどのやうにしたのか興味あるところです。かういふ状況を見ると、花祭や霜月神楽の世界遺産登録もまた道が険しさうです。さて如何。