2024年4月12日金曜日

試食会

・「スープ、フライ、サラダ… 昭和初期に滋賀でカエル試食会?!」(『中日新聞 CHUNICHI Web』)ださうです。「昭和初期、県内でカエルの試食会が開かれていた-。昨年度から本格化した県史編さん事業の一環として、 調査成果を紹介するミニ展示が県庁で開かれている。今回のテーマは、1928(昭和3)年の『食用蛙(がえる)試食デー』。」といふことで、以下、食用蛙についての記事が続きます。「県公文書館によると、食用ガエルは、18(大正7)年に米国から輸入された。農村の経済発展のため、農家の副業として食用ガエルの養殖が検討されたという。輸入されたカエルの一部が、農商務省を通じて滋賀県と茨城県へ渡った。将来的には琵琶湖や霞ケ浦で自然繁殖させるのを目的としていたとされる。」しかし、「県公文書館の県史編さん専門職員山口一樹さんは『飼育コストが高いなどの理由で、国内では広まらなかったようだ。』」それでも、これ以前にこのやうな試食会が行はれてゐました。そのメニューは「『フロツグスープ フロツグフライ フロツグライス フレッシュフロツグサラダ』」。(中略)試食会の献立が記された資料によると、これらにフルーツとコーヒーが付いて1人前1円50銭、現在の価値で1200円程度で提供されたという。」ことですが、味は分からないやうです。費用の問題とは言へ、結局、養殖に至らなかつたのは、やはり評判が良くなかつたからではないかと思ふのですが、実際はどうなのでせう。昔からいろいろなものを食する試みがなされてきました。生き残つたものもあれば、勝手に生きたものもある。この食用蛙、現在はどうなつてゐるのでせうか。