2024年4月20日土曜日

返却

・「105年前に貸し出された小説が返却 米国の図書館、延滞料は…」(『毎日jp』)だ さうです。「米西部コロラド州フォートコリンズの公立図書館で今年、105年前に貸し出された歴史小説が返却された。図書館によると、延滞の罰金(1日2セント)が計760ドル(現在の貨幣価値で約1万4000ドル=約216万円)に膨らんでいたが、おとがめなしとなった。」とか。この本はウォルター・スコットの歴史小説「アイバンホー」、借りたのは「大叔父、大叔母、祖母の誰かが借りた本だと思う」とは返した住民の言です。期限は「1919年2月13日」でした。ベルサイユ条約の年です。昨日のよりは少し先の話ですが、100年以上前には違ひありません。この住人は借りたら返すを実践しました。自分のではなく、血縁者ではあつてもあまり所縁のないヒトかもしれません。とにかく返したのは立派でした。かうなるまえに、1日でも早く気がついてほしかったと思ふのは図書館だけではないでせう。しかしその小説が「アイバンホー」だとは、さすがに古いですね。