2024年3月27日水曜日

紅麹

・今日も昨日の続きです。「『紅こうじ』とは? 古くから食品の原料 一部にカビ毒を作る 種類も」(『毎日jp』)ださうです。「小林製薬(本社・大阪市)の『紅こうじ』のサプリメントを摂取した人に健康被害の報告が相次いでいる。サプリに含まれ、原因の可能性が指摘されている『紅こうじ』は、どのようなものなのだろうか。」といふ記事です。「紅こうじは、昔から中国や台湾、日本などで食品に利用されてきたこうじの一種。米などの穀物にカビの一種である紅こうじ菌を繁殖させて作る。天然の赤い着色が人気で、沖縄伝統の発酵食品『豆腐よう』や、紹興酒などの原料にもなっている。」といふのが基本です。これだけなら問題にはならないはずです。しかも、「日本人の研究者が1970年代、紅こうじ菌から、コレステロールを下げる作用がある『モナコリンK』という成分を発見。」これにより健康食品として使はれるやうになります。問題のシトリニン、これは作るのと作らないのがあり、問題の紅麹はこれを作りません。従つて本気にする必要はないのですが、今回はこれ以外の何者かが悪さをしてゐるやうです。これで見る限り、「過剰に摂取するのでなければ、今回のサプリメント以外のものについて過度に心配する必要はない」といふことになります。素人にはその見分けが難しいのかもしれません。さうなると、君子危ふきに近寄らずなのでせうか。