2024年4月15日月曜日

賠償

・「『ウルトラマン』に似た画像提供の生成AI事業者、中国の裁判所が著作権侵害で賠償命令」(『読売オンライン』)ださうです。「中国の裁判所が、生成AI(人工知能)による『ウルトラマン』によく似た画像について、AIサービスを提供していた事業者に著作権侵害の責任を認め、損害賠償などを命じる判決を出したことが15日、わかった。生成AIと著作権を巡る判決として、日本でも注目されそうだ。」とかですが、生成した絵を見る限り、これは当然のことと思はれます。「原告は、ウルトラマンシリーズの著作権を持つ『円谷プロダクション』(東京)から、中国での作品の複製などのライセンスを受けた中国企 業。同社は、中国の事業者が提供しているAIサービスで、ウルトラマンによく似た画像が生成されることを発見。AIサービス事業者が許可なく、よく似た画像を生成させたとして、生成停止や損害賠償などを求めて提訴し、同法院が今年1月に訴えを受理した。」その結果の判決です。この種の判例はまだ多くないやうで、「各国のクリエイターから著作権侵害への懸念の声が上がっている」とありますが、 「何が侵害か、明確な線引きは難しい状況だ。」といふことです。しかし、かう明らかでは中国の裁判所も認めざるをえなかつたのでせうか。あるいは、この件に関して最初から厳しくせねば、この先、特に中国で、でたらめな事態になるとでも考へたか、あるいは中共には取るに足りない会社であつたのか。いづれにせよ、中国でもAIによる侵害が認められたのは大きなことです。最後のコメントでは、「外国の裁判ではあるが、AIと著作権を巡る世界の議論に影響を与える可能性がある」(UniLaw企業法務研究所浅井敏雄代表)とあります。規制する方向にいつてほしいと私は思ひます。人間の模倣や剽窃がだめなら、機械の模倣や剽窃もだめです。当然の判決です。

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